2年と4ヵ月。
時間がずっと止まっていました。
しかし、今もう一度時計の針が進もうとしています。
コロナウイルス流行の煽りを受けて派遣が延期されてから長い月日が流れました。
2020年の3月に駒ケ根訓練所での派遣前訓練を修了し、ようやく”国際協力のスタートライン”に立てたように思ったあの日から日本でいろんな葛藤にぶつかりながら、そして周りの方々に支えられながら過ごしておりました。
そしてようやく来週7/31にペルーに渡航します。
派遣待機期間に入った直後は、”自分はどこに向かって進めばよいのか”、”派遣は再開されるのか”、”自分の将来はどうなってしまうのか”、いろんな不安に押しつぶされそうになりながら、地方創生にそしてその後ドイツ系の貿易会社で輸入業に関わっていました。しかしどこにいても、何をしていても、「海外で国際貢献をしたい」という想いを満たすことはできず、モチベーションは下がってしまっていました。
(なぜ”海外での国際貢献にこだわるのか”はこちらの記事
旅行記 Capítulo 3 ~ボスニアヘルツェゴビナ・サラエボ&モスタル~ - マチュ・ピチュ奮闘記を是非読んでみてください!)
そんな中で2021年6月からは、国連UNHCR協会というNPO法人にてファンドレイザーとして、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の難民支援活動を支えるための資金調達に従事しておりました。
もともとこちらの団体の支援者だったということもあり、さらに日本国内に居ながら「世界の難民の方々を支えられる」ので、自分自身の想いも満たすことができる、と思っての決断でした。
東海地方のいろんな場所(愛知県、静岡県、岐阜県、三重県、長野県)で、いろんな方に難民の窮状を訴え、支援を賜りました。この活動の中でいろんな方々とお話する機会があり、話をゆっくり聞いてくださる方には時に自分自身の現状や国際協力への強い想いについてもお話させていただきました。皆さん、私に温かい言葉をかけてくださり、そして応援してくださいました。
2021年8月にはアフガニスタンにおけるタリバン政権の樹立、2022年2月にはウクライナ危機という全世界にインパクトを与える事態が生じた中で、世間の方々においても難民問題に注目する方々も増え、そしてニュースで難民問題が取り上げられる機会も多くなりました。難民の方々の個々人がそれぞれ困難な状況にありながらも力強く生き抜く姿を目にし、その生きる力に心が打たれました。
私自身は「世界の難民の方々を支えられる」という想いで始めたものの、実のところ、逆に私自身も支援者の方々や、難民の方々に支えられているということに気づかされました。この気づきは、これからペルーでの協力隊活動、そしてその先にも活きるものだと確信しています。
支援は上からであってはならない、常に同じ目線で活動をしなければならない。
このスタンスを忘れずに、活動していこうと決意しています。
また、この待期期間は自分の周りの人々にも支えられました。
家族も友人も同僚も、私がしんどい時は励まし、そして私のことを応援してくれていました。
これからの2年間の協力隊活動で精一杯自分のできることを実行することで、この恩を返していかなければなりません。
この投稿にて、私のことを応援してくださった皆さんへの最大限の感謝を伝えられればと思います。本当にありがとうございました!
今日のこの投稿を持ちまして、私のJICA海外協力隊記 ”マチュ・ピチュ奮闘記” 再開です!ペルーでも可能な限り投稿していきたいと思います!乞うご期乞うご期待!
¡Nos vemos!