JICA海外協力隊記
”日替りのような出来事もそっと 石碑の上に書きつけようか” ”そうしたら千年生きられようか 言葉は千年生きるだろうか”「The Long Goodbye / 長いお別れ」 - Gotch リオハで唯一の日本人なのでちょっとしたことで有名になるし、目立つので声をかけられること…
“鏡みたいに写る僕らの心細さも全部抱えて君の街まで飛ぶための歌揺らいでいる頼りない君もいつかは僕らを救う明日の羽になるかな” 「君の街まで」- Asian Kung-Fu Generation ラマス市のワイクというケチュア民族が生活する集落を訪れた際の写真。任地は少…
リオハに着任してから、残された任期のことも頭によぎったこともあって怒涛の勢いで、保護区内を見て回り、計画を策定し、少しずつ行動に移し始めてきました。3月中旬に着任してから約4ヵ月。本当に濃い時間を過ごし、長かったようにも感じるし、逆にあっと…
”短いわりには中身のある話をしようか眠りにつく頃にはなんとか終わればいいが一度話しただけで飲み込めるとは思えないし理解に苦しんで眠れなくなるかもしれないけど防具を外したら横になれよ” ストレイテナーという私の好きなバンドの”SENSELESS STORY TEL…
新任地San Martín州Riojaの中心地、アルマス広場。 12月19日にクスコを去り、リマでの首都退避が始まってから3か月が経過しました。任地で活動できない中で、文字を書き起こす気にもなれず、ズルズルと3ヶ月間更新もないまま迎えてしまいました。 Cuscoを発…
私が好きな詩人、谷川俊太郎さんの作品に「ここ」という詩があります。 「ここ」 どっかに行こうと私が言う どこ行こうとあなたが言う ここもいいなと私が言う ここでもいいねとあなたが言う 言ってるうちに日が暮れて ここがどこかになっていく (谷川俊太郎…
クスコ市内から2時間半、車と電車を乗り継いで私の活動する村クオリワイラチナに辿り着くことができます。マチュピチュへ向かう電車の、ほとんど誰も降りない駅、88km-Qoriwayrachina。この駅を降りてすぐにある集落が、世界遺産・マチュピチュ歴史保護区の…
配属先の国家自然保護区管理事務局マチュピチュ歴史保護区のメンバーで。専門家も、パークレンジャーも学生インターンも一緒にマチュピチュ村のパレードに参加した。私は中腰右側。 日本で28年間生きてきて、行進をする機会なんて年に1度の運動会くらいしか…
マチュピチュの”聖なる谷”にある村、Qoriwayrachina。ケチュア語で”金の風”を意味する。2年間私が過ごす村。 "土に根を下ろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。" 有名なジブリアニメ"天空の城ラピュタ"のセリフの抜粋です。私が2…
クスコの中心街アルマス広場。町全体は静かだけどここは観光客も多く、ここが世界遺産の街であることを気づかせてくれる。 とうとう任地クスコでの生活が始まりました。8月16日にクスコに赴任してきて1か月。すごく濃い1か月を過ごしたように思います。 リマ…
8月15日。 日本に居たら、新聞やテレビで戦争の記事や特番を目にし、平和について考えざるを得ない一日。 今年は地球の反対側の南米ペルーでこの日を迎えました。私の知る限り現地のテレビ番組でこの話題が取り上げられていないように思います。しかし私も国…
2022年8月1日。とうとう念願のペルー派遣が叶いました。 ペルーの首都リマのホルヘ・チャベス国際空港。8/1の現地時間の早朝にペルーに到着。 訓練所を退所してから2年4ヶ月、合格通知が届いてからだと3年の月日が経過しました。長い間待ち続けたペルーへの…
2年と4ヵ月。時間がずっと止まっていました。しかし、今もう一度時計の針が進もうとしています。コロナウイルス流行の煽りを受けて派遣が延期されてから長い月日が流れました。2020年の3月に駒ケ根訓練所での派遣前訓練を修了し、ようやく”国際協力のスター…