マチュ・ピチュ-アルトマヨの森奮闘記

青年海外協力隊2022年7次隊として、林業・森林保全分野でペルーに派遣されました。クスコ州のマチュピチュ歴史保護区で森林保全活動をしていましたが、情勢悪化に伴いサン・マルティン州のアルトマヨの森保護区に任地変更となりました。自分が将来過去を振り返るための備忘録も兼ねて、日々の活動をボチボチ綴っていこうと思ってます。時々暑苦しい文章になるかもしれませんので、ご承知おきください。

730分の1日目

2022年8月1日。とうとう念願のペルー派遣が叶いました。

 

ペルーの首都リマのホルヘ・チャベス国際空港。8/1の現地時間の早朝にペルーに到着。




訓練所を退所してから2年4ヶ月、合格通知が届いてからだと3年の月日が経過しました。
長い間待ち続けたペルーへの道は今日開けました。

 

リマの滞在ホテルの近くのサン・イシドロ地区。オフィスや大きな商業施設、お店も多い。




今日ここに来るまでに、両親や姉夫婦、親戚、友人、同僚、そして大切な彼女に支えられ、そしてたくさんの励ましをもらいました。
「”応援される人”になりなさい」と同僚から言われたことがあります。
人道支援をするNPO法人に入職してすぐのことでした。
その日から、仕事でもプライベートでも応援される人になるためのふるまいを意識したことを覚えています。

その言葉をいただいてから1年と数か月。
さて、私はちゃんと”応援される人”になれたでしょうか?

 

7月30日。住んでいる豊川市の家を出発し、豊橋駅まで彼女の母に送り届けてもらい、さらに豊橋駅では同僚に見送っていただきました。いろんな方から激励のメッセージもいただきました。

 

JR豊橋駅にてお見送り。




7月31日。一泊した品川のホテルに駒ケ根訓練所の同期2人が迎えに来てくれて、羽田空港まで荷物を分担して運んでくれました。
そして彼女は一緒に過ごした豊川の家から空港までずっとついてきてくれて、同期2人と一緒に私を笑顔で送り出してくれました。
そして16時半。私が29年過ごした大好きな日本を離れました。”応援してくれたすべての人”に感謝です。

羽田空港にて、駒ケ根訓練所の同期と彼女に見送られて出発。

 

そして現地時間の8月1日早朝4時45分に、ようやくペルーに到着しました。
ここに到達するまでたくさん回り道もしたし、たくさん失敗もしてものすごく長い旅路だったように思います。

今日からは2週間ほどは首都リマのホテルに滞在して、オリエンテーションや語学レッスンを受けたのち、任地クスコに赴任します。

 

これから2週間ほど滞在するリマ市内のホテル。新しくて内装がシンプルで生活感もある。




ホテルにチェックインした後、彼女が出発前に持たせてくれた贈り物をあけてみました。中には二人の思い出の詰まったアルバムと手紙が入っていました。
胸から熱い想いがこみ上げてきました。
きっと2年間寂しい想いもさせてしまうけど、それでもこの派遣が叶ったことを一緒に喜んでくれて応援してくれる彼女には心から感謝するとともに、この2年間を悔いの残らないすべてできることはやり切ったと思えるものにしたいと決意を新たにしました。
ここに来るまで、豊川で一緒に暮らして、しんどい時も横で支えてくれたこと。本当に感謝しています。本当にありがとう。

 

贈り物のフォトアルバム。頑張らないといけないと奮い立たせてくれる。きっと、自分が何のためにここにいるのかを忘れないための羅針盤にもなる。



 

まだまだ”応援される人”になるは、不足しているところもたくさんありますし、先人から学びを得て努力しなければなりません。
ですが、今回のペルーへの渡航で私の周りにはたくさんの”応援してくれる人”がいることに気づけました。

”応援してくれる人”がいるから、私は前を向き続けてがむしゃらにペルーでの2年間を駆け抜けます。
今日がその730分の1日目。